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寄付の、所得控除と税額控除の違い(所得税)


どっちがお得?

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寄付金控除の節税効果、控除が受けられる寄付先の例を調べた時に、所得税に関して「所得控除」と「税額控除」の二種類があることがわかった。

選択できる?らしいがどちらが税金がお得になるのか。そのルールは?

所得税の「所得控除」

・寄付額-2000円

この金額が「所得金額から」控除され、その分税額が低くなる。

最終的な所得税の額は、上記の控除後の数字に各々の所得税率(5%~45%)をかける等して出すことになる。

所得税の「税額控除」

・寄付額-2000円の40%

この金額が「所得税から直接」控除される。税額から直接。

※政党などへの寄付は-2000円の30%
※控除額は所得税額の25%が上限

どっちがお得?選択できる?

確定申告の際、電子申告システム「e−Tax」を使えば、所得控除か税額控除の有利な方が自動的に選ばれる。

概ね、所得税率の高い(稼いでいる)人は、所得控除がお得になる。

その他

所得税の税率については、以下のとおり。控除、という言葉が度々登場するので混同しそうだが…

所得税の速算表(平成27年分以降)

課税される所得金額(千円未満切捨て)税率控除額
195万円以下5%0円
195万円を超え 330万円以下10%97,500円
330万円を超え 695万円以下20%427,500円
695万円を超え 900万円以下23%636,000円
900万円を超え 1,800万円以下33%1,536,000円
1,800万円を超え 4,000万円以下40%2,796,000円
4,000万円超45%4,796,000円
国税庁 -所得税の税率とは

【計算例】
5,000,000円(課税される所得金額)×20%(税率)-427,500円(控除額)=572,500円

https://www.keisan.nta.go.jp/r1yokuaru/cat2/cat24/cat240/cid057.html

計算の元となる所得金額を減らせるのが所得控除、

税額を直接減らせるのが税額控除ということだが、どういう言い回しがわかりやすいか悩みどころ。

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テーマの著者 Anders Norén